その5 Ubuntuは、めったやたらに壊れません。

Ubuntuを使っていてシステムが壊れるということは、普通はありません。トラブルが起こっても、普通はごく簡単に復旧できます。

別の項目で書きますが、UbuntuのインストールはWindowsに比べて圧倒的に簡単で素早く済みます。だから、ネット上では「Ubuntuの調子が悪いので再インストールした」というような記述をよく見かけます。けれど、実はそのほとんどの場合で、再インストールの必要なんてないのです。

Windowsを再インストールせざるを得なかった経験のあるひとは、決して少なくないでしょう。動きがどうにもおかしくなったときには再インストールと いうのは、Windowsに限らずほとんどのプログラムに関する基本のようなものです。けれど、これには多大な労力と、データを失ってしまう危険性を含み ます。できれば避けたい最後の手段が、再インストールです。

なぜ、UbuntuはOSの再インストールのような最後の手段を使う必要が滅多にないのでしょう。それは、システムの使う領域とユーザーの使う領域がきちんと区分けされていて、よっぽどのことがない限り、ユーザーはシステムの領域に手を加える必要がないからです。だれも変更しないシステムの領域は、ハードウェアの不良でもない限り、勝手に壊れることはめったなことでありません。だから、再インストールしてここを書き直す必要がないのです。システムが使う領域はいつでもインストール直後と変わらないのですね。

Ubuntuでも、トラブルは起こります。どういうわけかアプリケーションの動作がおかしくなったり、起動の様子が変だったり、操作が思うようにできなくなることが、稀にではあるけれども発生します。そんな場合でも、たいていはシステムは壊れていません。壊れているのはユーザー領域の設定です。ですから、ここを作り直したり修正すれば、たいていのトラブルからは抜け出せるのです。つまり、これは ユーザーフォルダ内だけの話、いうなればコップの中の嵐です。コップの中の嵐は、コップの中を整理するだけで解決できます。決してシステムまで再インス トールする必要はないのです。

さらにさらにオマケとして、システムの不具合でパソコンが動かなくなったとき、Windowsではパソコン内のデータを救出するのに特殊な技術を必要とし ます。ハードディスクさえ壊れていなければなんらかの方法でデータを取り出すことはできるはずなのですが、そのためにはパソコンを分解するか、相当深い知 識のある専門家でなければできないような操作をしなければならなくなります。Ubuntuの場合、インストールCDを使えば、誰でも簡単にデータを救出で きます。この違いは、いざというときに非常に大きいものなのです。

Ubuntuは堅牢で、安定しています。これが、あなたがUbuntuを使うべき第5番めの理由なのです。
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